ここでは、基本的な戦略をご紹介します。チャプターごと、クラスごとの戦略は、それぞれのページをご覧ください。
ヒーローは、毎回最弱の状態で[遠征]を開始します。戦闘を繰り返し、装備や環境で徐々に強くなるのですが、[退却]して再[遠征]したら、また最弱の状態からスタートします。
[遠征]でリソースを持ち帰り、それで町の施設を[建設]して、ようやく能力の底上げができます。つまり、リソースを持ち帰るのが[遠征]の目的です。
[退却]には3種類の方法があります。[キャンプ]の地点から退却すると、100%のリソースを持ち帰れます。[キャンプ]以外の地点から[退却]すると、リソースの60%を持ち帰れます。戦闘不能になると、リソースの30%を持ち帰れます。
ゲームバランス自体は難しめですが、負けてもキャラが完全にロストする訳でもありませんし、最後にセーブした所からやり直すのでもありませんので、システムは温情的です。物足りないリソースを確実に100%持ち帰るのも、限界までかき集めた所で死んで30%を持ち帰るのも、それはプレイヤーの自由です。個人的には、限界を探るように無理した方が、緊張感があって面白いと思います。
Loop Heroは、一周する毎に敵が強くなります。序盤から積極的に敵を増やし、序盤から大量のカードを獲得しておかないと、途中から厳しくなります。Loop Heroは、一般的なRPGとは常識が真逆です。
敵を増やす方法は、とにかく敵が湧くタイルを設置することです。時間経過を早くしたり、長期戦になっても、その間に敵が次々と湧きますので、それらも間接的に敵を増やすことに繋がります。
[ランタン]で敵数の最大値を減らすことができるのですが、基本的に使わない方が良いです。使うとしても、死なない程度にバランス調整するくらいです。
[村]を2つ作るたびに[盗賊のキャンプ]が出現します。そこから[バンディット]が出て来るのですが、チャプター1なら特に問題ありません。
問題は、チャプター2からです。チャプター2からザコ敵もスキルを持っているのですが、[バンディット]はこちらの装備を盗みます。現在の装備品まで盗まれる可能性があるので、物凄く厄介です。
その[遠征]の序盤なら、しばらく放置しても問題ありません。こちらの装備は整っていませんし、逆に敵から優秀な装備を拾う可能性もあります。ループを繰り返して装備が整ったら[バンディット]が脅威に変わりますので、そうなる前に[忘却]で消しましょう。
敵とはたくさん戦った方が良いのですが、強敵との戦闘は避けた方が良いです。方法としては、4つあります。
(1) 条件を避けて出さない
(2) 先に別のタイルを置く
(3) [忘却]で消す
(4) [クモのマユ]で湧き潰し
[戦場]の効果が2つ重なると、[荒野]が[血の道]に変わり、そこにブラッドクロスが現れるようになります。ブラッドクロスで例えると、最初から[戦場]を2つ以上重ねないのが(1)の対策です。ロードに[村]と[麦畑]を作り、その範囲に[戦場]を置くことで、[血の道]に変化させなくするのが(2)の対策です。[血の道]を[忘却]で消すのが(3)です。[血の道]の隣に[クモのマユ]を置いて、大量のスパイダーでブラッドクロスの出現枠を奪ってしまおうというのが(4)です。
[忘却]は貴重なので、(1)(2)(4)の方法を使い分けると良いです。
[キャンプタイル] [村タイル] [吸血] [再生] [翌日] [ポーション]が主なHP回復手段です。タイル、装備、施設、物資で強化することもできます。
タイル系では、[キャンプ]よりも[村]の方が主力です。[村]は、何か所も置くことができますし、分散させて小まめに回復させることもできます。
戦闘系では、[吸血]がおすすめです。[吸血]なら、攻撃力を上げることでも、攻撃対象を増やすことでも、回復力を高めることができます。守備力や回避率の極めて高い敵には[再生]の方が良い場合もありますが、総合的には[吸血]の方が優秀です。
日が替わったタイミングでHPが回復するのですが、これは[花の牧草地]と[時間の灯台]で強化できます。時間経過を早める[時間の灯台]は、Loop Heroのシステムにおいて物凄く重要です。
タイル(カード)を一定枚数マップに置くと、そのループの最後でボス戦があります。あとどれくらいでボス戦になるかは、画面左上のゲージでだいたい分かります。
つまり、ボス戦が近い状況で、ボス戦をしたい場合は残りのカードをどんどん置き、ボス戦をしたくない場合はカードを置かなければ、プレイヤーの判断でボス戦のタイミングを調整できます。
カードも装備もトレイトも、何を入手できるかは運です。
あまりにも引きが悪い場合は、さっさと退却しましょう。厳しい状況で限界まで進む工夫をするより、順調な時に周回した方が効率的です。
周回するほど装備の質が良くなるのですが、それ以上のスピードでザコもボスも強くなります。つまり、ザコ戦が楽に戦える時は、相対的にヒーローの装備などが優秀ということです。次々とマップにカードを置いて、ボス戦に挑戦してみましょう。
Loop Heroでは、ボスを倒した後も周回できます。HPに余裕がある場合は、もう少し稼いでから退却しても良いです。
理想的なのは、どんどんタイルを置いて早めにボス戦をクリアし、その後、じっくりと周回する方法です。大量のリソースを集めてからボスに負けるより、早々にボスと決着を付けてから周回した方が、リソースを失うリスクが小さいです。
ボスを倒すと次のチャプターに挑戦できるのですが、たいていの場合、同じチャプターに再挑戦した方が効率的に素材集めできます。それに、ボスを複数回倒すと、残りのリワードも取得できますし、いくつかの実績も達成できます。
取り合えず、同じボスを3回倒すことを目標にしましょう。
特定の施設をアンロックすると、ウォリアー以外のクラスで遠征することもできるようになります。クラスによって装備も能力も全く異なりますので、デッキや戦略も変化します。
クラスによって相性の良い敵や悪い敵もいるため、チャプターによってクラスを切り替えるのも良いのですが、どのクラスでもクリアできないバランスではないので、最初はウォリアーだけでクリアするのがおすすめです。
他のクラスは、別のセーブデータで始めた時の楽しみのために残しておきましょう。
Loop Heroは癖の強いゲームですので、苦手な方も少なくないはずです。どうしても難しいという方は、そこで挫折するくらいならネクロマンサーを利用しましょう。
ネクロマンサーには、非常に安定した戦略があります。敵に合わせて戦略を使い分ける必要もありませんし、そのまま同じ戦略でラスボスまで倒せます。
ネクロマンサーをアンロックするまでは、何とか頑張りましょう。